=
藩歴.com
江戸300藩と城や歴史のブログ
ホーム
/
江戸300藩
/
大輪藩
2025年6月13日金曜日
下総国
江戸300藩
t
f
B!
P
L
# 大輪藩 ## 概要 - 成立年:1658年 - 成立時石高:1万石 - 廃藩:1677年 - 藩庁:大輪陣屋 ## 歴代藩主 ### 土井家 - 前:旗本 |名前|藩主在任期間|石高(万石)| |--|--|--| |土井 利直|1658-1677|1| - 次:旗本 ## 藩史 ### 前史 大輪藩主土井利直は古河藩主土井利勝の五男として生まれました。利勝は徳川家康から見て母方の従兄弟に当たり、幕府の重臣で下総国内で小見川、佐倉の藩主を歴任しました。 1644年、父利勝が没した際に5000石を与えられます。古河藩は長兄利隆が継ぎますが、後に兄の名代として対外行事を担当する事になります。 ### 大輪藩立藩から廃藩まで 1658年に兄利隆が嫡男利重に家督を譲って隠居すると利直は5000石を分与されて1万石の大名となり、大輪藩が立藩されます。この時利直の兄二人、利長と利房もそれぞれ1万石を分与され大名として立藩しています。 1677年、利直は今際の際で実子一学が幼少かつ病弱である事から、甥の利良(兄利房の次男)に家督を継がせるよう遺言します。しかし幕府は利直の末期養子について一門と相談せず独断で決めたのは粗忽であるとして5000石を減封し、利良は5000石の旗本として家督を継承しました。 この様に大輪藩は一代限りで廃藩となりますが、大輪領は旗本大輪土井氏の所領として幕末まで存続します。 ## 藩庁:大輪陣屋 - 所在地:茨城県常総市水海道大輪町 ### 来歴 利直が築いた陣屋ですが、築かれたのは最初に大輪領を分与された1644年か大輪藩をした1658年か定かでありません。 1677年に大輪藩が廃藩になった後も旗本大輪土井氏の陣屋として用いられた模様で、幕末まで存続したものと思われます。 しかし現在は耕作地となっている様で、遺構が残っているかは不明です。 ## 参考文献 三百藩藩主人名事典 第2巻 (新人物往来社) 房総諸藩録(崙書房) 図説水海道市史
このブログを検索
カスタムアーカイブ
▼
2025
(6)
►
8月
(1)
▼
6月
(1)
大輪藩
►
4月
(4)
ラベル
下総国
江戸300藩
自己紹介
ranta
詳細プロフィールを表示
小見川藩
不正行為を報告
藩歴.com
QooQ
0 件のコメント:
コメントを投稿